抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災で津波による大きな被害を受けた宮城県南三陸町の震災からの復興の状況を,2012年2月8日の現地訪問による記録を基に報告した。1)商工業の被害と仮設商店街:2011年12月末時点で,被害を受けた473業者中258業者が事業を再開,その他は廃業または事業再開の目処が立たないなど,2)水産業:漁船の8割が津波の被害を受けて漁船の共同利用が行われており,2011年10月に小規模の仮設魚市場を開設するなど,3)水産加工業:当地の基幹産業であるが,その9割以上が被災,被災後のヤマウチとカネキ吉田商店の注目される復興への取り組みを紹介,4)造船業:1社は,2011年9月までに合計50隻の修理に対応,他1社は仮の工場では注文をこなせない状況にあるなど,5)観光業:漁業や農業と結びついた体験型の観光も,壊滅的な打撃を受けており,漁業者の副業である民宿は水産業の復興に依存するなど。