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J-GLOBAL ID：201402232823618646   整理番号：14A1210076

ICAによるオンライン負荷推定における推定精度についての検討

A Study of Estimation Accuracy in Online Load Estimation Using ICA

著者 (6件)： 木村友哉 (大阪府大) ,  高山聡志 (大阪府大) ,  石亀篤司 (大阪府大) ,  石橋直人 (富士電機) ,  飯坂達也 (富士電機) ,  勝野徹 (富士電機)
資料名： 電気学会電力技術研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PE-14  号： 53-65.128-133.135-141 分冊1  ページ： 7-12  発行年： 2014年09月24日 
JST資料番号： F0788B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,太陽光発電(PV)が大量に導入された電力系統のオンライン負荷推定について論じる。PVは,気象条件等によって出力が変動するため,PVが大量に導入された電力系統を安定的に運用制御するためには,実負荷とPV出力を別々に把握することが望ましい。しかし,観測機器を増設してPV出力を直接監視することは困難である。これに対して,著者らは,これまでに電力系統内の既存の観測機器から得られる情報に対して,独立成分分析(ICA)を利用して直接系統負荷とPV出力を推定する手法を提案してきた。この手法は,負荷量の大きい夏期においては精度の良い結果を得ることができたが,その他の季節においては未検討であった。本稿では,ICAを用いたオンライン推定を年間負荷に対して適用するため,PV出力および学習日を年間で固定した際のパラメータと推定精度の関係について検証を行った。そして,近似式では季節,曜日によってパラメータを調節し,カルマンフィルタ(KF)においては負荷推定値を用いることで年間を通して精度の良い結果を得られることを示した。

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  安定化 ,  *電力変動 ,  系統運用 ,  *負荷予測 ,  独立成分分析 ,  オンライン処理 ,  Kalmanフィルタ
準シソーラス用語： 電力安定化 ,  電力負荷 ,  *負荷推定

分類 (2件)： 太陽光発電  (NB03090G) ,  電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (5件)：

• Y.Kimura, S. Takayama, A. Ishigame, K. Yoshimi, N. Ishibashi, T.Iizaka, T. Katsuno:"An Online Modified Method using Past Data in Load Estimation of Distributed System", Proc. of 2013 Annual Conference of Power & Energy Society, IEE Japan (2013),No.168 木村友哉・高山聡志・石亀篤司・吉見浩一郎・石橋直人・飯坂達也・勝野徹:「配電系統の負荷推定における過去データを用いたオンライン修正法」,平成25年電気学会 電力・エネルギー部門大会,No.168 (2013)
• Y.Kimura, S. Takayama, A. Ishigame, N. Ishibashi, T. Iizaka, T. Katsuno:"A Correcting Method Using a Kalman Filter on Online Load Estimation with ICA",2014 National Convention Record, IEE Japan(2014),6-073 木村友哉・高山聡志・石亀篤司・石橋直人・飯坂達也・勝野徹:「ICAによるオンライン負荷推定におけるカルマンフィルタを利用した補正法」,平成265年電気学会 全国大会,6-073(2014)
• 村田昇:入門 独立成分分析,東京電機大学出版局(2004)
• アーポビバリネン・ユハ カルーネン・エルキ オヤ:詳解 独立成分分析 信号解析の新しい世界,東京電機大学出版局(2005)
• 片山徹:新版応用カルマンフィルタ,朝倉書店(2000)

タイトルに関連する用語 (4件)： ICA ,  オンライン ,  負荷推定 ,  推定精度