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J-GLOBAL ID：201402232831847573   整理番号：14A1210899

果実成熟の調節における「有力者」: クリマテリックvs.非クリマクテリック果実のクロス解析

‘Movers and shakers’ in the regulation of fruit ripening: a cross-dissection of climacteric versus non-climacteric fruit

著者 (3件)： CHERIAN Sam (Quest International Univ., Perak, MYS) ,  FIGUEROA Carlos R. (Universidad de Concepcion, Concepcion, CHL) ,  NAIR Helen (Quest International Univ., Perak, MYS)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 65  号： 17  ページ： 4705-4722  発行年： 2014年09月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 果実の成熟は,シグナル伝達経路のネットワーク制御によって,多くの成熟関連遺伝子の発現が関与する複雑な発生プロセスである。本レビューでは,トマトとイチゴをモデル作物として,果実成熟のホルモン調節とそのクロストークに関する最新の知見を報告する。クリマテリック果実としてのトマトでは,エチレン受容とシグナル伝達のホルモン制御については研究が進み,調節スイッチとして働く転写因子や転写調節因子の関与が明らかにされてきた。一方,非クリマクテリック果実としてのイチゴでは,果実成熟に関連する調節ネットワークに関する解明が遅れていたが,最近になって,イチゴのアブシジン酸やショ糖を介在した成熟が示されてきた。本報告では,マイクロRNAの役割を含めたエピジェネティックな多様性についても注目するとともに,今後,果実作物の品種改良やポストハーベストの研究における新たな可能性として期待される。

シソーラス用語： トマト ,  イチゴ ,  *成熟 ,  果実【器官】 ,  *ホルモン調節 ,  遺伝学 ,  クロストーク ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  単環セスキテルペン ,  ヒドロキシケトン ,  アルケン ,  エピジェネティクス ,  シグナル伝達 ,  *果実の成熟 ,  果物 ,  自然科学
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  クリマテリック果実 ,  ホルモン制御 ,  *果実成熟 ,  非クリマクテリック果実

分類 (3件)： 植物ホルモン  (EH02070M) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  野菜  (FC03043X)

物質索引 (2件)： アブシジン酸 ,  エチレン

タイトルに関連する用語 (5件)： 果実成熟 ,  調節 ,  Vs ,  果実 ,  解析