文献
J-GLOBAL ID:201402232988487643   整理番号:14A1347804

中国,秦嶺造山帯の三畳紀花崗岩質岩の組成的極性:古テーチス海最北部の閉止についての推論

Compositional polarity of Triassic granitoids in the Qinling Orogen, China: Implication for termination of the northernmost paleo-Tethys
著者 (4件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 244-257  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: W2249A  ISSN: 1342-937X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
秦嶺造山帯は古テーチス海最北部の閉止及び揚子江クラトンと北中国クラトンの構造的縫合作用によって形成された。この衝突の時期と構造的枠組みについては論争の対象となっている。秦嶺造山帯西部に広範に分布する三畳紀花崗岩質岩はこの地域の構造進化を理解するための鍵である。本稿では,秦嶺造山帯からの三畳紀花崗岩質岩についての地質学的,地球化学的,地質年代学的データをとりまとめ,Mian-Lue縫合帯北部の花崗岩質岩は,Mian-Lue海洋プレートの北向きのサブダクションとの関わりで,248-200Maの間に活動的大陸縁辺部に定置したと結論した。花崗岩質岩波IタイプとSタイプに区分され,前者が主体を占める。Mian-Lue断層から北側にはSタイプ花崗岩帯が出現し,その後にIタイプ花崗岩帯が一部重複する形で続く。北中国クラトンのHuaxiongブロック中に分布する最北帯を除いて,Sタイプ花崗岩帯は南から北へと4つの亜帯に細分され,この順にK2O,K2O+Na2O,SiO2,Th,U含量及びK2O/Na2O,Rb/Sr,(87Sr/86Sr)i比が増加し,Na2O,Al2O3,Mg#,εHf(t)含量が減少する。このIタイプ花崗岩質岩の地球化学的極性と,Sタイプ及びIタイプ花崗岩質岩の帯状分布は,大陸の衝突型造山帯(衝突時及び後-衝突時を含む)では説明できないが,Mian-Lue海で代表される古テーチスの最北分岐部における進行的サブダクションを考慮に入れると良く説明でき得る。かくして,古テーチス最北部の閉止と,揚子江プレートと北中国プレート間の大陸衝突の開始は,三畳紀からジュラ紀への移行時の約200Maに起きたと考えられる。我々のモデルはまた他の研究から得られたデータによっても支持されており,揚子江クラトンと北中国クラトンの集合の時期とテクトニクスについての最新の枠組みを提示している。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
深成岩  ,  プレートテクトニクス 

前のページに戻る