抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農業水路が膨大に存在する日本では,低落差の滝を利用した豊富な水車発電の可能性が期待される。著者らは滝状流れを用いた貫流水車について,フィールド実験を含む基礎研究を実施してきた。本稿では,基礎実験結果について研究事例を紹介する。実験装置は落差710mm,供試ランナは直径200mmとした。実験結果は,従来型ランナでは,水流変動によっては,水流落下点が変化し,ランナ内部に水が滞留し,回転阻害を起こすことがあるが,曲面状流路を用いた落下方式では,水流の変動によらず,ランナの一定位置に落下させることが可能なことを確認した。これにより,想定される流量変位に適合した曲率半径を有する曲面状流路を選択して,水流落下位置を最適に設定する方式の有効性を確認した。