抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ピタヤの冬春期出し栽培技術を確立するため,暗期中断により光強度,処理時間及び処理期間が開花に及ぼす影響を検討した。光強度を10,30,60lxおよび無処理で検討したところ,低い光強度でも発蕾,開花が認められるが,光強度が高くなるほど発蕾,開花が促進され,60lxで発蕾枝率,開花枝率が最も高かった。さらに処理時間を2,4および6時間,処理期間を30日,50日および70日として,処理時間と処理期間を組み合わせて検討した。長日で発蕾,開花し,その限界日長は11時間~12時間の範囲にあった。暗期中断時間は長くなるほど発蕾,開花を促進し,暗期中断6時間では50日以上の電照期間で,発蕾,開花を促進した。また,蕾の発達に及ぼす日長条件について検討したところ,発蕾後は日長の影響を受けなかった。以上の結果から,赤肉系ピタヤの電照栽培における開花促進には,光強度60lx,暗期中断6時間,処理期間50日以上の電照が効果的であると考えられ,発蕾後は蕾長2cm程度で消灯しても開花に至ることが明らかになった。(著者抄録)