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J-GLOBAL ID：201402233846317976   整理番号：14A0005776

東日本大震災後における小規模旅館の経営動向-浅虫温泉・いわき湯本温泉を事例として-

著者 (1件)： 浦達雄 (大阪観光大)
資料名： 温泉地域研究  (Journal of Studies on Spa Region)
号： 19  ページ： 11-22  発行年： 2012年09月30日 
JST資料番号： L7347A  ISSN： 1348-7965  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災後における小規模旅館の経営動向を把握した。浅虫温泉(青森県)・いわき湯本温泉(福島県)を事例に,前者は大震災の風評被害を克服した2軒,後者は風評被害に未だ悩んでいる1軒の旅館を調査した。その結果,1)両者共に,震災直後は客足が停滞した。浅虫は六月以降に観光客が戻り,湯本は四月以降,原発工事関係者が宿泊することになった。2)原発から遠く離れた浅虫ではキャンセル理由の対応に苦慮した。3)湯本では,食材が風評被害で使用できずに苦慮している。4)風評被害と共に,油不足が深刻になり厳しい対応を迫られた。5)遠方からの観光客が停滞・減少する中で,県内客が旅館を支え,徐々に賑わいを取り戻した。温泉旅館は避難先としては最適と思われる。受け入れ態勢を整備すべきである。

シソーラス用語： 震災 ,  *宿泊施設 ,  *温泉 ,  損害 ,  材料 ,  人間 ,  消費 ,  *経営政策 ,  *活性化 ,  *小規模 ,  協力
準シソーラス用語： 観光客 ,  経営方針 ,  食材 ,  地域連携 ,  地産地消 ,  東日本大震災 ,  風評被害 ,  旅館

分類 (2件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (3件)：

• 青森県(2011)『浅虫地区の温泉熱利用可能性調査報告書』青森県、76頁。
• 山村順次(2011)「温泉地における東日本大震災の影響と復興支援」温泉地域研究17、23-28頁。
• 谷口清和(2012)「3.11東日本震災後の北東北の観光状況と温泉地経営」温泉地域研究18、31-36頁。

タイトルに関連する用語 (6件)： 東日本大震災 ,  旅館 ,  経営 ,  動向 ,  いわき ,  温泉