自転車共同利用システムの経路選定問題のための発見的方法

WADA Satomi; MATSUURA Takafumi; NUMATA Kazumiti

文献

J-GLOBAL ID：201402234336028240 整理番号：14A0503911

自転車共同利用システムの経路選定問題のための発見的方法

Heuristic Methods for the Bike-Sharing System Routing Problem

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著者 (3件)： , ,
資料名：
巻： 17 号： 4 ページ： 115-118 (J-STAGE) 発行年： 2013年
JST資料番号： U0425A ISSN： 1880-1013 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

近年様々な国の都市において,自転車共同利用システム(BSS)が都市内交通手段として導入されてきている。BSSは一つのコントロールセンタと貸自転車が駐輪している多数の分散ステーション(自転車置場)で構成されている。多くの人が自転車を使用した後,ステーション間の自転車の分布がきちんと管理された最初の分布から乱れた分布に変化する。それゆえBSSの良好な機能を維持するためには,ある時間間隔で乱れた分布を最初の状態に戻す必要がある。この作業は過剰に自転車が溜まったステーションから,不足しているステーションに車両によって自転車を運ぶことで行われる。この作業を可能な限り如何に効率的に遂行するかは,興味ある課題である。そこでこの問題に対して輸送車両の最短移動距離を決定するために,BSS経路選択問題(BSSRP)と名付けた数学的な最適化モデルを提案し,それを解くための発見的解法を提案した。本論文ではBSSRPのために2つの新しい解法を提案した。一つは実行不可能な空間も含めて解を探すところから出発する考えに基づいており,もう一つは探索過程を2つのフェーズに分割する考えに基づいている。数値実験の結果,新しく提案した方法の両方が以前の方法に比べて優れている事を確認した。(翻訳著者抄録)

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システム設計・解析 , ネットワーク法 , 数値計算

引用文献 (6件)：

[1] P. DeMario and J. Gifford: Will Smart Bikes succeed as public transportation in the United States?, J. of Public Transportation, Vol. 7, No. 2, pp. 1-15, 2004.
[2] Velib Official Site: http://www.velib.paris.fr
[3] H.H. Perez and J.S. Gonzales: A branch-and-cut algorithm for a traveling salesman problem with pickup and delivery, Discrete Appl. Mat., Vol. 145, pp. 126窶錀139, 2004.
[4] T. Matsuura, S. Wada and K. Numata: Optimum restoration of the shared pallets distribution among factories and warehouses, Enabling Manufacturing Competitiveness and Economic Sustainability, Springer, Berlin-Heidelberg, pp. 574-579, 2011.
[5] S. Wada, T. Matsuura and K. Numata: Proc. of SCI'12, pp. 290-291, 2012 (in Japanese).

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