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J-GLOBAL ID:201402234362265285   整理番号:14A1341608

蚊のヒト選好性の進化と関連付けられた,におい受容体

Evolution of mosquito preference for humans linked to an odorant receptor
著者 (10件):
資料名:
巻: 515  号: 7526  ページ: 222-227  発行年: 2014年11月13日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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雌の蚊はヒト感染症の主要な媒介動物であり,最も危険なのは選択的にヒトの血を吸う蚊である。ネッタイシマカ(Aedes aegypti)の「家屋周辺(domestic)」型は進化してヒトの吸血に特化し,世界的にデングウイルス,黄熱ウイルスおよびチクングニアウイルスの主要な媒介動物となっている。家屋周辺型は,ヒト以外の動物を好んで吸血する祖先的な「森林(forest)」型と共存しており,ケニアの沿海部に生息している。今回我々は,この2つの型のネッタイシマカを採集して実験コロニーを作製し,ヒトとヒト以外の動物のにおいに対する両者の選好性に著しい相違があることを明らかにした。さらに,家屋周辺型でのヒトのにおいに対する選好性の進化が,におい受容体AaegOr4の発現量およびリガンド感受性の増大と密接に結び付いていることも示す。この受容体は,ヒトのにおいに高濃度で含まれる化合物を認識することが明らかになった。今回の結果は,行動の進化に寄与する遺伝子の希少な実例を示したものであり,病気を媒介する蚊がヒトに特化するようになった経緯を知るための手掛かりとなる。Copyright Nature Publishing Group 2014
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  その他の感覚 

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