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J-GLOBAL ID：201402234513853303   整理番号：14A1210123

Cell Gridによる電力融通を用いたピークカットに関する検討

Study on the peak-cut method considering power interchange by Cell Grid

著者 (3件)： 枡方直人 (大阪府大) ,  高山聡志 (大阪府大) ,  石亀篤司 (大阪府大)
資料名： 電気学会電力技術研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PE-14  号： 66-73.77-78.80-81.142-143.145-154 分冊2  ページ： 135-140  発行年： 2014年09月24日 
JST資料番号： F0788B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,自然エネルギーの大量連系時のピークカットについて検討する。自然エネルギーの大量連系時には,余剰電力の発生,連系点電圧の上昇,それに伴う系統への逆潮流,周波数変動等の系統への悪影響が懸念されている。これに対し,著者らは,分散型電源を含む負荷に蓄電池と通信機能を組み合わせた小規模系統をCell Gridと称し,連系点電力の自律分散的な制御を行うことで系統への悪影響を防ぐ手法を提案している。これまでの検討で分散型電源が大量導入された配電系統内の電圧無効電力制御を行うことで電圧逸脱,分散型電源の出力抑制を起こさずに導入が可能であることと導入可能量の増加を確認した。本論文では蓄電池出力を近隣のCell Gridと協調制御することで系統に望ましい有効電力値に制御する手法を提案し,シミュレーションにより検討を行った。提案手法は系統による中央集中的な制御とCell Grid Groupによる自律分散的な制御を組み合わせた手法となっており,負荷指令値が達成可能範囲内にある場合は,小さい誤差率で達成可能であることがシミュレーションを行うことで確認できた。また,ピークカットについてもシミュレーションを行い,適切な系統の負荷指令値を与えることで提案手法によるピークカットが行えることが確認できた。

シソーラス用語： *系統運用 ,  *抑制 ,  電力系統 ,  二次電池 ,  *電力融通 ,  配電系統 ,  電力制御 ,  電力潮流 ,  周波数変動 ,  電圧変動 ,  協調制御 ,  分散制御 ,  *マイクログリッド
準シソーラス用語： *ピークカット ,  *分散型電源系統運用 ,  無効電力制御 ,  電力逆潮流 ,  電圧上昇 ,  自律分散制御

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (4件)：

• 枡方直人,高山聡志,石亀篤司:「無効電力の傾斜配分によるCell Grid電圧制御手法の検討」,電気学会B部門大会講演論文集,No.108,(2013).
• 高山聡志,石亀篤司:「制御区間を考慮したCell Gridによる最適電圧制御に関する検討」,電気学会B部門大会講演論文集,No,109,(2013).
• 辻他:「配電損失低減を目的とした将来型配電系統の自律分散型電圧分布制御」,電気学会論文誌B,Vol.130,No,11,(2010).
• 杉原他:「高低圧配電系統における需要家端電圧制約下での分散型電源の連系可能容量と導入分布の関係性」,電気学会論文誌B,Vol.133,No.3,(2013).

タイトルに関連する用語 (3件)： Grid ,  電力融通 ,  ピークカット