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J-GLOBAL ID:201402234780729654   整理番号:14A0182542

Medicago truncatulaではペプチドをコードするCEP1遺伝子は側根と根粒の数を調節する

The peptide-encoding CEP1 gene modulates lateral root and nodule numbers in Medicago truncatula
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資料名:
巻: 64  号: 17  ページ: 5395-5409  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: C0579A  ISSN: 0022-0957  CODEN: JEBOA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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根の分化に関与する主要なシグナル分子の特定はArabidopsis(At)とは異なり,窒素(N)およびリン(P)が低い条件への適応ができるマメ科では側根形成の調節だけでなく窒素固定根粒細菌との共生を可能にする上でも特に重要である。根粒-マメ科植物の共生は窒素が中位の濃度(例えば>3mM硝酸塩)では一般的に負に調節され,それが高い収量を支援する共生の効用を制約する。マメ科植物の根の分化でのCEPペプチド類の役割に関しては今のところ何も分かっていないので,この検討ではMedicago truncatula(Mt)の根の分化でのMtCEP1の役割を特性化した。それにより次のような主要結果を得た。1)バイオインフォマティクス解析により,Mtには11種類のCEPファミリーペプチドがある。2)MtCEP1の転写を,種々の栄養およびホルモン体制の下および側根と根粒分化の途中で評価すると,AtCEP1とは異なる組織発現パターンがあることが分かる。3)MtCEP1の過剰発現は側根形成を強く阻害し,根粒増殖を促進し,根での周期的で循環型の腫大を誘発する。4)AtCEP1の過剰発現とは対照的に主根の伸張には影響しない。5)MtCEP1ペプチドに対する幾つかのマメ科種の応答はMtと同様な応答の仕方をする。6)15アミノ酸ペプチドの構造的変化の生物活性への影響は無いかまたは低減の何れかであり,生物活性にはペプチドの主要なアミノ酸残基が不可欠である。7)種々の硝酸塩体制下で根粒形成を評価すると,根粒形成に及ぼす硝酸塩の阻害影響に対して部分的な耐性がある。8)RNA干渉(RNAi)により遺伝子サイレンシングを利用して,MtCEP発現の下方調節の影響を評価し,RNA-SeqによりMtCEP1過剰発現の結果生じる著しく上方-および下方-調節される遺伝子を特定すると,MtCEP1ペプチド類は側根と根粒分化経路に差次的に影響を与えている。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
異種生物間相互作用  ,  豆類  ,  発生,成長,分化  ,  生物学的機能 

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