文献

J-GLOBAL ID：201402234933269399   整理番号：14A0079153

アミン修飾ポリスチレンナノ粒子が誘発する細胞死機構の時間分解研究

Time resolved study of cell death mechanisms induced by amine-modified polystyrene nanoparticles

著者 (8件)： WANG Fengjuan (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  BEXIGA Mariana G. (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  BEXIGA Mariana G. (Univ. Coimbra, Coimbra, PRT) ,  ANGUISSOLA Sergio (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  BOYA Patricia (CSIC, Madrid, ESP) ,  SIMPSON Jeremy C. (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  SALVATI Anna (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  DAWSON Kenneth A. (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL)
資料名： Nanoscale  (Nanoscale)
巻： 5  号： 22  ページ： 10868-10876  発行年： 2013年11月21日 
JST資料番号： W2323A  ISSN： 2040-3364  CODEN： NANOHL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アポトーシスを誘発するアミン修飾ポリスチレン(NH₂-PS)ナノ粒子(NP)の研究(2011)の一環としてこれらNPが細胞内で流れると誘発される細胞信号の詳細な時間分解研究での観察を拡張した。50nm NH₂-PS NPが引き起こす細胞死の機構の理解のために時間分解と集団識別フローサイトメトリー分析を組み合わせた。1321N1細胞をNH₂-PS NPに曝すとアポトーシスに先行してリソソームの酸性区画の容積増加,リソソーム膜の完全性の損失,細胞内活性酸素(ROS)の増加,ミトコンドリア膜の損失やホスファチジルセリンの曝露,などのリソソームの変化が起こることがわかった。次に自食胞の蓄積,異なる細胞死経路の間の相互作用を観察し,リソソームの損傷が中心的役割を果たす細胞死の進展の詳細な記述を提案した。これらの結果はNPに曝された細胞で検出された事象の大部分がこれらNPがリソソームに与える強い影響で説明できることを示唆した。

シソーラス用語： ポリスチレン ,  *ナノ粒子 ,  化学修飾 ,  表面改質 ,  細胞死 ,  *アポトーシス ,  フローサイトメトリー ,  リソソーム ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  活性酸素
準シソーラス用語： 1321N1細胞 ,  時間分解法

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (8件)： アミン ,  修飾 ,  ポリスチレン ,  ナノ粒子 ,  誘発 ,  細胞死 ,  分解 ,  研究