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J-GLOBAL ID:201402235025291050   整理番号:14A0627327

血管性認知症のラットモデルにおける海馬のアポトーシスと空間学習と記憶障害に対するp38MAPK阻害剤SB202190の保護効果

Protective Effects of p38 MAPK Inhibitor SB202190 against Hippocampal Apoptosis and Spatial Learning and Memory Deficits in a Rat Model of Vascular Dementia
著者 (8件):
資料名:
巻: 2013  号: Neurology  ページ: 215798 (WEB ONLY)  発行年: 2013年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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血管性認知症(VAD)は,加齢に伴い慢性低酸素の結果生ずるありふれた神経変性疾患である。本研究では,恒常的な両側頸動脈閉塞(2-VO)によって確立されたVaDの慢性低灌流ラットモデルにおける海馬のアポトーシスと空間学習と記憶障害に対するp38MAPK阻害剤SB202190の保護効果を検討した。60匹のラットを無作為に20匹ずつのグループに分け,偽手術群,モデルVaD群,VaDプラスSB202190群にした。シャム/2-VO手術後,ラットに0.1%DMSO(偽手術とVaDのグループ)またはSB202190を脳室内注射で投与した。阻害剤/ビヒクル処理を一週間した後に,海馬のp38MAPKのリン酸化は,SB202190群よりモデル群で高かった(P<0.01)。モデル群と比較してSB202190群では,モリス水迷路の隠れプラットフォーム試験での逃避潜時が有意に短く(P<0.01),プローブ試験時にプラットフォーム象限にいる時間が長かった(P<0.01)。SB202190群はまたVADモデルラットと比較して海馬ニューロンのアポトーシスが有意に低い(P<0.01)とともに,(抗アポトーシスの)Bcl-2の発現が高く,(アポトーシス促進性の)カスパーゼ3の発現が低かった(いずれもp<0.01)。したがって,恒常的な2-OV後にSB202190でp38MAPKのシグナル伝達経路を遮断すると,海馬ニューロンのアポトーシスが減少し,空間学習と記憶障害が救われた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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神経の基礎医学  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究 
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