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J-GLOBAL ID：201402235195726387   整理番号：14A1120941

放射性セシウム汚染土体積線源を用いた円筒コンクリート容器のγ線遮蔽性能評価

Evaluation of Gamma Radiation Shielding Performance of Cylindrical Concrete Containers Using Soil Volume Source Contaminated by Radioactive Cesium

著者 (6件)： 鈴木裕介 ,  藤倉裕介 ,  木村健一 ,  李有震 ,  PAREEK Sanjay ,  荒木慶一
資料名： コンクリート工学論文集(Web)  (Concrete Research and Technology (Web))
巻： 24  号： 2  ページ： 43-52 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0413A  ISSN： 2186-2745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,放射性セシウムによって汚染された土砂を体積線源として用いて,密度4.57g/cm³を有する高密度コンクリート容器のγ線遮蔽性能を,遮蔽実験及び遮蔽解析により評価した。遮蔽実験より壁厚100mmの円筒形を有する高密度コンクリート容器は,汚染土から放出される放射線量を90%以上低減できることを実証した。更に,遮蔽実験においてコンクリート容器によるバックグラウンドからの放射線の遮蔽を適切に考慮することで,遮蔽解析により実験結果を高い精度で模擬できることを示した。また遮蔽解析を通じて,遮蔽設計で利用されることが多い点線源に対する遮蔽率と,体積線源に対する遮蔽率の違いが,数十%と非常に大きな値になることを例示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  土壌汚染 ,  線源 ,  密度 ,  *重量コンクリート ,  円筒容器 ,  γ線 ,  *放射線遮蔽 ,  比率 ,  モンテカルロ法 ,  土壌 ,  性能評価 ,  汚染土壌
準シソーラス用語： γ線遮蔽 ,  汚染土 ,  高密度 ,  *高密度コンクリート ,  遮蔽率 ,  体積線源 ,  *放射性セシウム

分類 (3件)： 放射線遮蔽  (MB04000R) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建築物のその他の絶縁  (RB01036G)

引用文献 (48件)：

• 1) 環境放射能除染学会:第1 回環境放射能除染研究発表会要旨集,2012.5
• 2) 瀧口 克己,長原 大,西村 康志郎,棟方 善成,小嶋 一輝,関根啓二,高木 博文,依田 功:ひび割れが生じたコンクリート板のガンマ線遮蔽能力に関する実験研究(その1 試験体,その2 実験計画,その3 実験結果),日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,構造Ⅱ,pp.1119-1124,2009.7
• 3) 瀧口 克己,山下 卓人,西村 康志郎,依田 功:ひび割れが生じたコンクリート板のガンマ線遮蔽能力に関する実験研究(その4追加実験,その5 追加実験の結果),日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,構造Ⅱ,pp.1195-1198,2010.7
• 4) 熊谷 高博,棟方 善成,丸太 誠,澤本 佳和,紺谷 修,西岡 聖雅:鋼板コンクリート耐震壁の遮へい性能に関する研究(その1 H形壁の水平加力実験,その2 ひび割れの分析と遮へい性能評価用モデル,その3 放射線遮へい性能のまとめ),日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,構造Ⅱ,pp.1113-1118,2009.7
• 5) 棟方 善成,佐藤 芳幸,西岡 聖雅,丹羽 信之,松尾 一平,鳥居 和敬:鉄筋コンクリート耐震壁の遮へい性能に関する研究(その1 鉄筋コンクリート壁の水平加力実験,その2 ひび割れの分析とモデル化,その3 放射線遮へい性能評価),日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,構造Ⅱ,pp.997-1002,2008.7

タイトルに関連する用語 (7件)： 放射性セシウム ,  汚染土 ,  体積線源 ,  コンクリート ,  γ線 ,  遮蔽 ,  性能評価