抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本論文では,最近40年における道路建設用の瀝青ポリマー改質分野での進展と課題をレビューした。瀝青ポリマー改質の歴史を,年代順に記述した。瀝青改質において数種のよく知られたプラストマおよび熱可塑性エラストマを,それらの利点および難点に関して考察した。そこには,ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),エチレン-酢酸ビニル(EVA),エチレン-ブチルアクリラート(EBA),スチレン-ブタジエン-スチレン(SBS),スチレン-イソプレン-スチレン(SIS)およびスチレン-エチレン/ブチレン-スチレン(SEBS)を含んだ。これらのポリマーすべては,ある程度瀝青特性を向上できたが,瀝青ポリマー改質の今後の開発を制限している若干の欠点(例えばポリマー改質瀝青(PMB)のコスト高,低い耐老化性および貧しい貯蔵安定性)がまだ存在した。研究者は,これらの欠点を取り除く種々の方法を試みた。欠点を取り除くための若干の技術開発を,本論文ではレビューした。そこには,飽和,硫黄加硫,酸化防止剤添加,疎水性粘土鉱物の使用,反応性ポリマの官能化および利用を含んだ。瀝青改質のためのポリマーの今後の開発についても,同様に解析した。すべての期待したPMB特性を同時に且つ完全に達成することは現在挑戦的であるので,本論文では,許容できる高コストで大いに特性を向上できるもの,相対的に低い特性だがコストを大幅に低減できるもの,及びそれら組み合せの中より,幾つかの譲歩した提案を推奨した。官能化は,現在用いられているポリマーの特性を向上し,将来大きな成功をもたらす新型ポリマー改質剤開発に,有望な方法であると強調した。また,瀝青ポリマー改質に関する今後の研究は,改良(凝結体との接着性,長期性能および循環使用可能性)に向かって,機能開発に焦点を当てるべきであると勧告した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.