抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
学校現場では,教員はICTの活用能力の高さを求められている。しかし大学の教員養成課程においては教員としてのICT活用指導力を全面に掲げた情報基礎の授業はまだ多くない。本論文では,擁護教諭志望学生のICT活用に対する意向と不安のレベル,および不安の構造につき報告した。一年次に「教職パソコン基礎I・II」を受講した二年生50名に「教員のICT活用指導力のチェックリスト」をもとに作成した質問紙による調査を行い,不安,意向ともに強いことが分かった。そして本実習の受講生はICTを十分に操作,指導できるか不安であっても,学校現場で活用する意向を十分に有していることも示された。これからの学校教育ではICTの活用や情報モラル教育は回避できず,取り組むほかはないという意識の表れがあると思われる。すなわち情報機器の復旧状況,生徒指導上の問題,学習経験がICT活用への意向に強く影響していると考えられる。