抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Rongcheng Swan湖のCladophora種の優性地域で堆積物をサンプル採取し,そして実験室で藻類と培養して,上部水の中のリン濃度および形態に及ぼすCladophora分解の影響を明らかにした。上部水の中の全リン(TP),溶解した全リン(DTP),可溶性反応リン(SRP),粒子状リン(PP),および溶存有機態リン(DOP)の濃度を研究し,そして溶存酸素(DO),pH,および伝導性など,いくつかの物理化学パラメータを実験期間にモニタリングした。加えて,堆積物からのリン放出に及ぼす藻類分解の影響を分析した。Cladophoraの分解によって,上部水のDO濃度は著しく減少し,そして無酸素条件に達した(0~0.17mg・L(-1))。また,種々の処理のpH値は減少し,そして,藻類による処理は約1単位減少した。TPの濃度および種々のP形態はすべて明らかに増加し,そして,増加程度は藻類添加量によって大きくなった。種々の処理のTP濃度は,0.04mg・L(-1)~1.34mg・L(-1)に及んだ。DOPおよびPPは,堆積物処理なしの藻類における上部水の主要なリン形態であった。しかし,SRP濃度は,堆積物処理による藻類では,はるかに高くなった。結果は,分解したCladophoraから放出したリン形態が,主にDOPとPPであり,また,Cladophora分解が,堆積物の上部水へのリンの放出を促進できたことを示した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST