文献
J-GLOBAL ID:201402236918890756   整理番号:14A1024031

リシニン:カゼインキナーゼ1αを介してWntシグナリング経路を活性化するRicinus communis由来ピリドンアルカロイド

Ricinine: A pyridone alkaloid from Ricinus communis that activates the Wnt signaling pathway through casein kinase 1α
著者 (8件):
資料名:
巻: 22  号: 17  ページ: 4597-4601  発行年: 2014年09月01日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Wntシグナリングは,増殖,分化,細胞の発生,および,多様な疾患において,重要な役割を果たしている。Ricinus communis茎のMeOH抽出物を対象とし,活性を指標とした分画操作を経て4種の化合物類(1~4)を単離した。化合物1および3のTCF/β-カテニン転写活性は,その濃度が,20μMおよび30μMで加えたときに,それぞれ2.2倍および2.5倍となった。リシニン(1)で処理した細胞は,蛋白質レベルでより高いβ-カテニンを含むが,p-β-カテニン(ser33,37,45,Thr41)はより低くなる傾向がみられた。一方で,グリコーゲンシンターゼキナーゼ3β(GSK3β)およびカゼインキナーゼ1α(CK1α)の,それぞれの蛋白質レベルには変化が見られなかった。CK1αのアクチベーターであるピルビニウムで処理した細胞は,β-カテニンレベルがより低くなった。しかし,ピルビニウムと1を併用して処理すると,細胞中のβ-カテニンレベルは,ピルビニウム単独で処理した細胞中のレベルに比較してより高くなることから,化合物1はCK1α活性を阻害することが示唆された。さらに,化合物1は,ゼブラフィッシュ胚におけるβ-カテニン蛋白質のレベルを上昇させた。以上の結果より,化合物1はCK1αの阻害により,Wntシグナリング経路を活性化することが示された。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
バイオアッセイ  ,  グリコシド,配糖体  ,  ステロイド  ,  酵素一般  ,  生物科学研究法一般 

前のページに戻る