文献

J-GLOBAL ID：201402237273460952   整理番号：14A0927489

π-πスタッキング相互作用と金属錯体形成が織りなす分子機能のハーモニー

Harmony of π-π Stacking Interaction and Metal Complexation to Generate Molecular Functional Emergence

著者 (2件)： 山田泰之 (名古屋大 大学院理学研究科) ,  田中健太郎 (名古屋大 大学院理学研究科)
資料名： Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry  (Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry)
巻： 62  ページ： 12-22  発行年： 2013年11月30日 
JST資料番号： L7014A  ISSN： 1882-6954  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： π-πスタッキングシステムと金属錯体のシナジー効果により発現した分子組織についての最近の研究を構造構築,機能創発の観点から総説した。まずπ-πスタッキングを利用したポリメリックな金属錯体組織化の例として,ソフトマテリアルへの応用,クリスタルエンジニアリングへの展開,ディスクリートな金属錯体材料の構築について示した。次に金属錯体-πシステム複合系を利用した光機能材料の例として,発光材料,光電子移動について示した。このシステムを利用したスピン材料,導電材料,超分子触媒について示した。最後にポルフィリン-フタロシアニンスタッキング分子のプログラム構築について詳述した。

シソーラス用語： *分子間相互作用 ,  *金属錯体 ,  *相乗作用 ,  軟質材料 ,  結晶学 ,  工学 ,  材料 ,  光化学反応 ,  電子移動反応 ,  触媒 ,  導体材料 ,  ポルフィリン錯体 ,  フタロシアニン錯体 ,  機能材料
準シソーラス用語： *π-πスタッキング ,  *シナジー効果 ,  結晶工学 ,  光機能材料 ,  発光材料 ,  光電子移動反応 ,  超分子触媒 ,  導電材料

分類 (1件)： 遷移金属錯体一般  (CE01040N)

引用文献 (33件)：

• N. C. Seeman, Annu. Rev. Biochem., 79, 65 (2010).
• a) J. K. Barton, E. D. Olmon, P. A. Sontz, Coord. Chem. Rev., 255, 619 (2011). b) B. Giese, Acc. Chem. Res., 33, 631 (2000).
• a) M.-H. Qui, G.-F. Liu, J. Mater. Chem., 13, 2479 (2003). b) N. Kobayashi, R. Higashi, K. Ishii, K. Hatusaka, K. Ohta, Bull. Chem. Soc. Jpn., 72, 1263 (1999).
• N. Hoshino, Coord. Chem. Rev., 174, 77 (1998).
• T. Sakurai, K. Shi, H. Sato, K. Tashiro, A. Osuka, A. Saeki, S. Seki, S. Tagawa, S. Sasaki, H. Matsunaga, K. Osaka, M. Takata, T. Aida, J. Am. Chem. Soc., 130, 13812 (2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： π-πスタッキング ,  相互作用 ,  金属錯体 ,  分子 ,  ハーモニー