文献

J-GLOBAL ID：201402238821432136   整理番号：14A0463915

スピンカロリトロニクス

Spin caloritronics

著者 (3件)： BOONA Stephen R. (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  MYERS Roberto C. (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  HEREMANS Joseph P. (Ohio State Univ., Ohio, USA)
資料名： Energy & Environmental Science  (Energy & Environmental Science)
巻： 7  号： 3  ページ： 885-910  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： W2306A  ISSN： 1754-5692  CODEN： EESNBY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピンカロリトロニクス,即ち熱スピン輸送は,材料中のスピンと熱輸送の関係を研究する生まれたての分野であり,急速に発展している。本レビューでは,スピンカロリトロニクス効果による熱エネルギー変換デバイスを数例上げ,この発生期領域での研究動向と問題点をまとめた。スピンカロリトロニクスはエネルギー変換技術の一つであり,スピン依存の電子的熱輸送であり,物質中のスピンと熱流との関係を研究する。この混成方法で多くの重要発見がなされ,スピンゼーベック効果による熱スピン放出の予測と発見は,電子や共鳴励起方法の100倍以上のスピン電流密度を生み出すことができる。エネルギー変換応用においては,熱スピン輸送は,固相熱-電気エネルギー変換という新概念を提供し,廃熱回収や温度管理に使用できる。スピン独立とスピン依存の輸送現象では,熱スピン電流を通して様々なプロセスが積極的に生成,操作,検出される。そこではスピンゼーベック効果に関する最新の発見を述べた。磁場及び非磁場絶縁体,半導体,金属の中でのスピン輸送を説明した。スピンカロリトロニクスによって,従来の熱電気デバイスを超える概念的利益があり,熱電気の単一材料では何十年間も達成できなかっことが可能となってきた。

シソーラス用語： *伝熱 ,  *スピン ,  エネルギー ,  エネルギー変換 ,  技術開発 ,  技術展望 ,  文献展望 ,  *電子技術
準シソーラス用語： 熱エネルギー ,  *スピンカロリトロニクス

分類 (2件)： 伝熱一般・基礎  (PA02010O) ,  エネルギー変換一般  (LC01010J)

タイトルに関連する用語 (1件)： スピンカロリトロニクス