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J-GLOBAL ID：201402238858964715   整理番号：14A0827693

鋼床版デッキプレート・垂直スティフナ溶接部に生じる疲労き裂の再現と起点の検討

著者 (4件)： 森猛 (法政大) ,  長田樹 (法政大 大学院) ,  長田樹 (横河ブリッジ) ,  大住圭太 (首都高速道路 技セ)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 21  号： 82  ページ： 87-98  発行年： 2014年06月24日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市高速道路の鋼床板において報告された疲労損傷事例に関連し,デッキプレートと垂直スティフナの回し溶接部に生じる疲労亀裂を検討した。小型試験体15体について,ウェブ直下をピン支持した状態で疲労試験を行った。溶接のままと,溶接止端を仕上げた試験体を調べた。有効切欠き応力の概念を用い,疲労亀裂起点が決定する条件を検討した。溶接のままの試験体においては,試験開始直後にデッキプレート側とスティフナ側溶接止端に亀裂が生じた。デッキプレート側の亀裂は深さ方向に荷重繰返し数とほぼ比例して進展し,深さが8mm程度以上になると停滞する傾向が見られた。止端を仕上げることで疲労耐久性の大幅な向上が期待できると分かった。

シソーラス用語： *鋼床版 ,  デッキプレート ,  スチフナ ,  *溶接部 ,  端部 ,  切欠き ,  有効応力 ,  耐久性 ,  疲れ ,  疲労亀裂 ,  溶接止端部 ,  疲れ耐久性
準シソーラス用語： *疲れ亀裂 ,  止端 ,  疲労耐久性

分類 (2件)： 鋼橋  (RC06020J) ,  溶接部  (WC07100I)

引用文献 (12件)：

• 士木学会 : 鋼床版の疲労, 丸善, 1990.
• 日本道路協会 : 鋼橋の疲労, 丸善, 1997.
• 土木学会 : 鋼床版の疲労2010年改訂版, 丸善, 2010.
• 神木剛, 町田文孝, 下里哲弘, 澁谷敦, 増井隆, 弓削太郎 : 鋼床版の疲労き裂発生パターンに関する一分析, 土木学会第59回年次学術講演会, I-544, 2004.
• 神木剛, 下里哲弘, 弓削太郎 : 鋼床版箱桁ウェブの垂直補剛材溶接部の疲労対策検討, 土木学会第60回年次学術講演会, I-398, 2005.

タイトルに関連する用語 (7件)： 鋼床版 ,  デッキプレート ,  垂直 ,  スティフナ ,  溶接部 ,  疲労き裂 ,  起点