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文献
J-GLOBAL ID:201402238970005887   整理番号:14A0313173

日本固有種コメツガ(Tsuga diversifolia)の分布の支配要因 現在の生息地占有に及ぼす氷期における気候の影響

What controls the distribution of the Japanese endemic hemlock, Tsuga diversifolia? Footprint of climate in the glacial period on current habitat occupancy
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 154-165  発行年: 2014年02月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物分布は,大規模気候要因および非気候要因(土壌条件,地形および小規模の生物相互作用その他)によって支配されると考えられる。しかしながら,全ての植物分布が,現在の環境によって説明されるというわけではない。現在の植物分布と適切な環境の間のずれの存在が示唆され,そしてそれは,しばしば空生息地と呼ばれる。現在の気候とコメツガの分布の間のずれの存在および原因を特定するために,種分布のための気候条件を明らかにし,そして,現在および最終氷期極相期(LGM; 21ka)気候下の潜在的生息地を推定した。高分解能(約1km)気候データおよび全国的分布データベースに基づき,分類木モデルおよび一般化添加物モデルを用いて,コメツガ分布と気候変数の間の関係を調査した。本モデルは,高度に正確であった。コメツガは,湿気がある日本の環境においてさえ,高い夏季降水量を必要とした。冷涼および湿潤な夏季をもつ地域を,潜在的生息地として分類した。北海道に,本種の空生息地が確認された。一方,LGM下の北海道に,潜在的生息地は推定されなかった。LGM中の温度および夏季降水量を変化させた追加実験から,夏季降水量が,現在の気象に,ほとんど等しく増加したならば,温度低下にかかわらず,北海道に,潜在的生息地が推定された。これらの結果から,コメツガは,化石証拠が,新第三紀後期まで存在を示したが,上昇夏季乾燥のため,更新世の氷河期中に,北海道から消滅した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林植物学  ,  気候学,気候変動 

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