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J-GLOBAL ID：201402239022033756   整理番号：14A1303504

NMSSMにおける長寿命スレプトンの下での束縛状態効果を通じたビッグバン元素合成

Big-bang nucleosynthesis through bound-state effects with a long-lived slepton in the NMSSM

著者 (8件)： KOHRI Kazunori (High Energy Accelerator Res. Organization, Tsukuba, JPN) ,  KOIKE Masafumi (Utsunomiya Univ., Tochigi, JPN) ,  KONISHI Yasufumi (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  OHTA Shingo (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  SATO Joe (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  SHIMOMURA Takashi (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  SUGAI Kenichi (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  YAMANAKA Masato (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 90  号： 3  ページ： 035003.1-035003.20  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 次最小超対称標準模型において,観測された125GeVのHiggs質量とともに,暗黒物質の存在量および ⁶Liおよび ⁷Liの存在量を説明しうる模型を提案した。この模型では,2番目に軽い超対称性粒子(NLSP)は電荷を持ち非常に長寿命でビッグバン後の元素合成まで生き残るとした。NLSPとしてはスレプトンを取った。このようなスレプトンは,ビッグバン元素合成においてエキゾティックな原子核反応を誘発し,崩壊の後,束縛状態形成を通じて ⁶Liおよび ⁷Liを生成する。最も軽いSUSY粒子としてシングリーノ的ニュートラリーノおよびビーノ的ニュートラリーノを取った場合の ⁶Liおよび ⁷Liの存在量を調べ,これらの観測量とともに,125GeV Higgsおよび暗黒物質存在量の観測量に矛盾しないパラメータ空間領域を決めた。また,このシナリオの下で考えた3つのすべての場合は,現在の現象論的制限と無矛盾であることも示した。

シソーラス用語： リチウム ,  暗黒物質 ,  Higgs粒子 ,  モデル ,  ニュートラリーノ ,  スカラーレプトン ,  *元素合成
準シソーラス用語： *Li ,  スレプトン ,  ビッグバン元素合成 ,  *超対称模型

分類 (2件)： 仮説粒子とその他の素粒子  (BF04050V) ,  素粒子と場の理論一般  (BF01010I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 長寿命 ,  スレプトン ,  束縛状態 ,  ビッグバン元素合成