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J-GLOBAL ID：201402239146940506   整理番号：14A0060990

三角格子上のKondo格子模型におけるスカラーカイラル秩序化に対する量子スピンゆらぎの効果

Effect of Quantum Spin Fluctuation on Scalar Chiral Ordering in the Kondo Lattice Model on a Triangular Lattice

著者 (3件)： AKAGI Yutaka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  UDAGAWA Masafumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MOTOME Yukitoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 82  号： 12  ページ： 123709.1-123709.4  発行年： 2013年12月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピンスカラーカイラル秩序化から,自明でないトポロジカル特性と特異な輸送特性が生じる。ここでは,遍歴電子系におけるスピンスカラーカイラル秩序化に量子スピンゆらぎがどのように影響するか調べた。三角格子上のKondo格子模型を考察し,局在スピンが古典的な場合に得たスピンスカラーカイラル秩序化があるChern絶縁体における線形スピン波分析を行った。Fermi面が完全にネスティングして生じる3/4充填率におけるスピンスカラーカイラル相が量子ゆらぎで不安定化するが,このゆらぎにより,有効な正の4次相互作用から誘起される1/4充填率でこの相は保持されることを見いだした。零点量子ゆらぎによる秩序磁気モーメントの減少はスピンのみの系の場合よりも相当小さい。これら結果から,1/4充填率のChern絶縁体は量子ゆらぎ下でロバストに留まると推測される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *三角格子 ,  カイラル対称性 ,  スピンゆらぎ ,  絶縁材料 ,  スピン波 ,  量子ゆらぎ ,  磁気モーメント ,  フラストレーション効果 ,  マグノン ,  遍歴電子模型 ,  絶縁体 ,  Fermi面ネスティング
準シソーラス用語： 巡回電子模型 ,  Chern絶縁体 ,  *Kondo格子 ,  *スピンスカラーカイラリティ ,  *量子スピンゆらぎ

分類 (1件)： 磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (8件)： 三角格子 ,  Kondo格子 ,  模型 ,  スカラー ,  カイラル ,  秩序化 ,  量子 ,  スピンゆらぎ