文献
J-GLOBAL ID:201402239217693351   整理番号:14A0469260

南大洋インド洋区で採集されたNORPACネット標本における動物プランクトン湿重量の再評価

Revaluation of zooplankton wet weight data of the NORPAC net samples collected in the Indian sector of the Southern Ocean
著者 (6件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 19-41  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: Y0367A  ISSN: 0085-7289  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本南極地域観測隊(JARE)による長期モニタリング観測の一環として40年以上に渡り継続して実施している,NORPACネットによる動物プランクトン標本の湿重量値の再評価を行った。これまで報告されてきた湿重量値は植物プランクトンの混入による影響が問題視されてきたため,動物プランクトンのみを計測する標本精査を実施した。動物相をターゲットにした目合い330μmで採集された動物プランクトン標本においては,総湿重量の26.7%が混入した植物プランクトンであり,これまでの報告値は約3割程度の過大評価であったことが明らかとなった。また330μmと100μmの両ネット地間での湿重量を比較すると,10mm以上の動物プランクトンでは有意な差が見られず,一方で10mm未満の動物プランクトンでは,100μmにより採集された標本が330μmで採集されたものの約2倍であることが明らかとなった。本研究で実施した標本の精査方法により,植物プランクトンの混入による影響の除外,例外的に高い湿重量値をもたらした大型動物プランクトンの原因種の特定,1mm以下の小型動物プランクトンの生物量の評価が可能となった。植物プランクトンの混在する標本間において,混入割合に大きなバラつきが生じていることから,将来的には全標本を精査し,再度湿重量を測りなおす必要があると考えられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
プランクトン 
引用文献 (24件):
  • Atkinson, A. and Sinclair, J.D. (2000): Zonal distribution and seasonal vertical migration of copepod assemblages in the Scotia Sea. Polar Biol., 23, 46-58, doi: 10.1007/s003000050007.
  • Beers, J.R. (1966): Studies on the chemical composition of the major zooplankton groups in the Sargasso Sea off Bermuda. Limnol. Oceanogr., 11,520-528.
  • Dumont, H.J., van de Velde, I. and Dumont, S. (1975): The dry weight estimate of biomass in a selection of Cladocera, Copepoda and Rotifera from the plankton, periphyton and benthos of continental waters. Oecologia, 19, 75-97, doi: 10.1007/BF00377592.
  • Froneman, P.W., McQuaid, C.D. and Perissinotto, R. (1995): Biogeographic structure of the microphytoplankton assemblages of the south Atlantic and Southern Ocean during austral summer. J. Plankton Res., 17, 1791-1802.
  • Fukuchi, M. and Tanimura, A. (1981): Plankton samplings on board Fuji in 1972-1980. JARE Data Rep., 60 (Mar. Biol. 1), 1-27.
もっと見る

前のページに戻る