抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国の土木施工における情報化施工は,近年では計測や機械施工の分野で数多く使われるようになった。この背景には,各種センサや解析に用いるPCの高機能化,無線LANを含むネットワークの普及とその高速化,GNSS(Global Navigation Satellite System)をはじめとする測量機器の普及と一般化,3D-CADの普及とそれらを用いたアプリケーションの多様化など,情報化施工を支える基盤技術の進歩によるところは大きい。情報化施工は,このような技術を組み合わせ,マシンコントロールなどにも広く活用されるようになった。これらを支える施策として,国土交通省では2008年度からは「情報化施工推進戦略」が開始され,ICT(Information Communication Technology)の積極的な活用が推進され多くの成果を上げつつある。さらに,2012年からはICTの活用を基盤として,建築で実績を上げつつあるBIM(Building Information Modeling)を士木分野に拡張したCIM(Construction Information Modeling)も推進され,3次元データを用いた新たな情報化が始まりつつある。本報では,合理的な施工の実施や品質管理の高度化などにおいて用いられている「情報化施工」のいくつかの事例と,近年のトレンドを紹介する。(著者抄録)