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J-GLOBAL ID:201402240084558950   整理番号:14A0156952

Helicobacter pyloriに対するリノール酸分子を有する新規合成プロゲステロン種の抗細菌活性とマウスマクロファージ様細胞系に対するそのステロイドのホルモン効果

Antibacterial activity of a novel synthetic progesterone species carrying a linoleic acid molecule against Helicobacter pylori and the hormonal effect of its steroid on a murine macrophage-like cell line
著者 (6件):
資料名:
巻: 140  ページ: 17-25  発行年: 2014年03月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Helicobacter pyloriは胃十二指腸疾患に関与する病原菌であるが,種々のステロイド化合物は,そのいくつかがこの細菌に有毒であるにもかかわらず,細胞膜に吸収される。本研究グループの以前の研究では,プロゲステロンがH.pyloriに対して殺菌性があることが証明されている。本研究では,H.pyloriに対する抗細菌活性を検討するため,ステロイド化合物,17α-ヒドロキシプロゲステロン リノール酸エステル(17hPL)を新たに合成した。予想通り,17hPLはH.pyloriに対して殺菌剤として役割を果したが,他の一般細菌の生存に影響を与えなかった。このステロイド物質は,細菌細胞膜からホスファチジルエタノールアミン(PE)の放出を誘導し,細菌細胞を最終的に溶解するために,H.pyloriの外膜上でPEと相互作用した。プロゲステロンのホルモン効果の1つは,リポ多糖類(LPS)によって活性化されるマウスマクロファージからの一酸化窒素(NO)産生の阻害であった。従って,LPSで刺激されるマウスマクロファージ様細胞系,RAW264.7細胞のNO産生に対する17hPLの抑制効果について検討し,17hPLはプロゲステロンよりLPS活性化細胞におけるNO産生を抑制する能力が比較的に弱いことを証明した。これらの結果から,17hPLがH.pyloriに感染した患者を選択的に治療するための内服薬になり得る可能性を示唆した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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生物学的機能  ,  抗細菌薬の基礎研究  ,  性ホルモン 
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