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J-GLOBAL ID：201402240097761488   整理番号：14A0844322

粉砕・分級と湿式処理によるリチウムイオン電池のリサイクル

Recycling Technology for Lithium Ion Battery by Crushing and Classification, and Hydrometallurgical Process

著者 (5件)： 蓬莱賢一 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  芝田隼次 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  村山憲弘 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  古屋仲茂樹 (独立行政法人産業技術総合研究所環境管理技術研究部門リサイクル基盤技術研究グループ) ,  新苗正和 (山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 78  号： 7  ページ： 250-257 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,使用済み18650型リチウムイオン電池(LIB)からLi,Co,Niなどのレアメタルを乾式処理と湿式処理により分離回収することを目的として,そのリサイクルプロセスについて検討した。特にノートパソコンに用いられる円筒形LIBの焼成物を対象に,破砕条件と選択破砕性の関係を検討すると共に,ふるい下産物の湿式処理について試験を行った。その結果,二軸剪断破砕機と高速ハンマーミルの併用によるPC用LIB破砕物から分級操作と磁力選別を適用することによって,Fe濃縮物(Fe回収率82.2%,Fe品位96.7%),Cu濃縮物(Cu回収率69.1%,Cu品位81.3%),Co濃縮物(Co回収率99.2%,Co品位81.3%,Li回収率96.4%,Li品位4.9%)を回収することが可能である。ふるい下産物には,酸溶解-分離操作(溶媒抽出や沈澱分離)の湿式処理プロセスが適用できる。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  二次電池 ,  *リサイクル ,  *資源回収 ,  レアメタル ,  リチウム ,  コバルト ,  ニッケル ,  粉砕 ,  分級 ,  パーソナルコンピュータ ,  焼成 ,  クラッシャ ,  ハンマミル ,  磁選機 ,  回収率 ,  純度 ,  *湿式製錬 ,  粒径 ,  粒度分布 ,  浸出 ,  pH依存性 ,  等温線 ,  ノートパソコン ,  酸浸出 ,  金属回収 ,  *利用 ,  *再利用
準シソーラス用語： 湿式処理 ,  金属分離回収

分類 (3件)： 二次電池  (YB04030K) ,  精錬  (WD02040L) ,  廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (18件)：

• 1) S. Al-Thyabat, T. Nakamura, E. Shibata and A. Iizuka: Minerals Engineering 45(2013) 4–17.
• 2) A. M. Bernardes, D. C. R. Espinosa and I. A. S. Tenorio: J. Power Sources 130(2004) 291–298.
• 3) J. Xu, H. R. Thomas, R. W. Francis, K. R. Lum, J. Wang and B. Liang: J. Power Sources 177(2008) 512–527.
• 4) J. Li, P. Shi, Z. Wang, Y. Chen and C. C. Chang: Chemosphere 77(2009) 1132–1136.
• 5) Y. Omura, H. Kawai, N. Murayama and J. Shibata: J. Japan Inst. Metals 74(2010) 677–681.

タイトルに関連する用語 (5件)： 粉砕 ,  分級 ,  湿式処理 ,  リチウムイオン電池 ,  リサイクル