文献

J-GLOBAL ID：201402240101297899   整理番号：14A1464968

統計分析プロジェクト研究会「関西国際空港が周辺地域に与えた影響-地域メッシュ統計による産業・人口の分析-」人口・産業集積と地価との関連

著者 (3件)： 草薙信照 (大阪経済大 情報社会) ,  西内亜紀 (統計情報研究開発セ) ,  新井郁子 (統計情報研究開発セ)
資料名： Estrela  (Estrela)
号： 248  ページ： 28-33  発行年： 2014年11月10日 
JST資料番号： L5366A  ISSN： 1343-5647  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本誌2014年2月号から関西国際空港の建設前,建設時,運用開始直後,現在という時系列の中での産業・人口に関する指標の推移によって,空港立地による周辺地域への影響を考察してきた。本論文では,国勢調査及び事業所・企業統計調査の地域メッシュ統計や,公示地価のGIS(Geographical Information System)データを用いた分析結果を,1)開港前(1990年),2)開港直後(1995年),3)開港6~7年後(2000年)の3時点で比較した。特に,空港からの距離に応じて設定した9つの区ごとに,i)夜間人口と住宅地価,ii)卸売・小売業の従業者数と商業地価,iii)製造業の従業者数と工業地価の関係を絶対変化指数,及び相対片化指数に基づいて分析した。その結果,i)の関係から夜間人口は伸びずに住宅地価の下落率が大きいが,関西国際空港に近い第2~4区は価格優位性が備わったことがわかった。また,ii)の関係から卸売・小売業の従業者数の減少率と商業地価の下落率が大きく,第2~4区は卸売・小売業の集積に寄与したことが示唆されたのに対し,iii)の製造業の従業者数の減少率と工業地価の下落率が大きい傾向に対する要因は見出せなかった。

シソーラス用語： *統計解析 ,  *地価 ,  人口 ,  国勢調査 ,  *地理情報システム ,  海上空港 ,  小売業 ,  卸売 ,  製造業 ,  数値 ,  労働者 ,  因子分析
準シソーラス用語： 関西国際空港 ,  従業員 ,  従業者数 ,  夜間人口

分類 (3件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  土地問題  (RD02020K) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

タイトルに関連する用語 (11件)： 統計分析 ,  プロジェクト ,  研究 ,  関西国際空港 ,  周辺地域 ,  統計 ,  産業 ,  人口 ,  分析 ,  産業集積 ,  地価