抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,東日本大震災後に予定されていたランニング・イベントのうち,中止されたイベントについて調査し,機会損失となったランナーの実数を明らかにすることである。調査は,インターネット大手ランニング情報サイト”RUNNET”を利用した。HP上の”こだわり検索”ページにおいて,開催予定だった大会をすべて調査し,2010年と2011年1~5月までのランニング・イベント数と,震災後の2011年3月第2過以降計画停電終了の4月第3週までの週ごとのランニング・イベントの開催数を明らかにした。調査の結果,中止されたイベントは118件確認され,東北地方に限らず,関東,近畿,中国,四国地方でも多くのイベントが中止になったことが明らかとなった。この結果は,物理的にイベント開催に支障が出たケース以外でも,被災地や被災者への配慮という観点で中止されたイベントが多いことを示唆している。