抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,43,000t ,主機出力10,115kW船舶の水平軸風車搭載によるエネルギー収支に対する風車及び風車のセクターマネジメント効果を評価した。まず,船舶を搭載した船舶の風洞試験を行い,相対風向に対する風速増加率を求め,風速増加率を勘案して,風車を搭載した風車の一定速度航行時の相対風速及び風向に対するパワー収支を求めた。また,北海航路を例に,通常運転時とセクターマネジメント適用時のエネルギー収支を計算した。風洞試験により,すべての風向において,風車単体の場合よりも風車位置での相対風速と出力が増加した。この傾向は船体の横方向からの風において特に顕著で,剥離域を回避するため,ある程度のハブ高さが必要であることを示した。また,北海航路におけるエネルギー収支計算の結果から.船舶の進行方向への風の出現確率及び風速が高い場合,並びに航行速度が遅い場合,風車によるエネルギー収支改善の効果が高いことを示した。