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J-GLOBAL ID：201402242182215487   整理番号：14A1365147

膨張コンクリートの実構造物への適用およびひび割れ抑制効果

APPLICATION TO BUILDINGS AND CRACKING CONTROL EFFECTS OF EXPANSION CONCRETE

著者 (4件)： CHOI Hyeonggil (東大 大学院工学系研究科) ,  辻埜真人 (清水建設 技研 構造・生産技セ) ,  野口貴文 (東大 大学院工学系研究科) ,  北垣亮馬 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
巻： 67  ページ： 282-289  発行年： 2014年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 膨張材を用いたコンクリートの基本特性を把握し,実構造物の外壁およびスラブにおける膨張収縮挙動を測定し,測定ひずみの基づく発生応力の評価および長期材齢におけるひび割れ調査による膨張材の評価を行った。その結果,実構造物の外壁およびスラブにおいて,膨張材を用いることにより,初期材齢の膨張に伴う圧縮応力が有効に導入され,コンクリートの引張応力を低減することが分かった。長期材齢におけるひび割れ評価の結果,膨張材を用いたコンクリートのひび割れ面積は,普通コンクリートの約35%であり,膨張材のひび割れ低減効果を確認した。

シソーラス用語： *膨張コンクリート ,  *実物試験 ,  *亀裂鈍化 ,  膨張剤 ,  寸法変化 ,  *拘束 ,  応力分布 ,  外壁 ,  コンクリートスラブ ,  歪分布 ,  材令 ,  圧縮応力 ,  引張応力

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (9件)：

• 橋田浩他:膨張材を使用したコンクリート造建築部材のひずみ挙動と発生応力評価に関する研究、コンクリート工学年次論文集、Vol. 33、 No.1、 pp.557- 562 (2011)
• 崔亨吉他:建築物における膨張コンクリートの膨張収縮挙動およびひび割れ抑制効果、コンクリート工学年次論文集、Vol.34、No.1、pp.424-429(2012)
• 丸山一平ほか:擬似完全拘束下における若材齢高強度コンクリートの性状に関する研究、コンクリート工学年次論文報告集、Vol.25、 No.1、 pp. 485-490 (2003)
• 早野博幸ほか:擬似完全拘束下における高強度コンクリートの自己収縮によるひび割れポテンシャル評価に関する研究、日本建築学会構造系論文集、 Vol.73, No.623, pp.19-26(2008)
• 鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説、日本建築学会(2006)

タイトルに関連する用語 (3件)： 膨張コンクリート ,  実構造物 ,  ひび割れ抑制