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J-GLOBAL ID：201402242711137845   整理番号：14A0246613

核融合炉材料中のトリチウム移行過程の解明に向けたトリチウム測定技術

著者 (3件)： 小林真 (静岡大 理 放射科学研究施設) ,  大矢恭久 (静岡大 理 放射科学研究施設) ,  奥野健二 (静岡大 理 放射科学研究施設)
資料名： 分析化学
巻： 62  号： 2  ページ： 99-105  発行年： 2013年02月05日 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 資源に乏しい我が国において,海水から燃料を取り出す核融合炉開発はエネルギー問題克服に重要な研究課題である。本研究では,Li₂TiO₃中のトリチウム移行過程,リチウム濃縮Li_2+xTiO₃中の過剰なトリチウムのトリチウム移行過程への影響を検討した。比例計数管と液体シンチレーションカウンタによるトリチウムの実時間測定から,Li₂TiO₃およびLi_2+xTiO₃中でのトリチウム移行過程を明らかにした。Li_2+xTiO₃はLi₂TiO₃とLi₄TiO₄の混合物であり,リチウム濃度が増加するに伴いLi₄TiO₄に起因するトリチウム放出が見られた。またトリチウム放出の律速段階はLi₂TiO₃構造中の拡散過程であること,リチウム濃度の増加に伴い生成する照射欠損密度が増加することが判明した。

シソーラス用語： *核融合 ,  核融合炉 ,  三重水素 ,  *放出 ,  *計測 ,  律速 ,  比例計数管 ,  液体シンチレーション検出器 ,  濃度依存性
準シソーラス用語： トリチウム ,  *トリチウム放出 ,  *核融合反応 ,  *実時間計測

分類 (1件)： 重陽子,三重陽子による反応・散乱  (BG04060J)

引用文献 (15件)：

• 1) 池上英雄等 : "核融合炉研究II 核融合炉工学", (1995), (名古屋大学出版会).
• 2) K. Okuno : J. Plasma Fusion Res., 72, 1376 (1996).
• 3) P. A. Readhead : Vacuum, 12, 203 (1962).
• 4) 熊谷寛夫,富永五郎 : "真空の物理と応用", p. 117 (1970), (裳華房).
• 5) 山科俊郎,広畑優子 : "真空工学", p. 69 (1991), (共立出版).

タイトルに関連する用語 (4件)： 核融合炉材料 ,  トリチウム ,  移行 ,  過程