抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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市場トラブルを未然に防止するために,出荷前に包装貨物の振動試験が行われている。しかし未だに市場トラブルが起きることがあり,試験条件は必ずしも実環境を反映しているとは言えない。これまでに実環境と等価な試験条件を導出するために,さまざまな手法が提案されてきた。しかし加振中の内容品の3次元挙動を考慮した手法は報告されていない。このような手法が構築できれば,より適正な試験が行え,市場トラブルの減少につながると考えられる。そこで,まず加振中の内容品の3次元挙動を調べるために,垂直振動を受ける包装貨物の振動実験を行った。その結果,包装貨物は垂直方向にだけ加振されているにもかかわらず,内容品は3次元に振動し,それによる疲労が加振方向以外にも蓄積されていた。このことから,実環境と等価な試験条件を導出するためには,加振中の内容品の3次元挙動を考慮する必要があることがわかった。(著者抄録)