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J-GLOBAL ID：201402243368491430   整理番号：14A0598783

希薄水溶液中の有価物の分離・回収に関する研究 1.リチウムイオン電池の処理技術

著者 (2件)： 芝田隼次 (関西大 環境都市工) ,  村山憲弘 (関西大 環境都市工)
資料名： 技苑  (Innovative Technology World)
号： 138  ページ： 57-58  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0825A  ISSN： 0285-6301  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ふるい下産物を対象として,リチウムイオンの分離回収法について報告する。電池粉砕物を硫酸にて浸出処理を行い,レアメタルを含む金属成分を溶解させた。水溶液中の金属イオンの化学的性質の差を用いた湿式分離法にてLi以外の金属イオンを分離した。濾液中に残ったLiを炭酸塩沈殿法によりLiCo₃の形で回収することを処理フローとした。Liの炭酸塩沈殿特性を調べたところ,温度が25°Cの場合,LiCo₃は約20%しか沈殿しなかった。同条件で温度を80°Cにした場合,約80%の回収が計算上可能になった。塩類の溶解度を低下させる目的でメタノールを添加するが,メタノール濃度の上昇に伴いLiCo₃の沈殿率は増加した。溶液の誘電率が低下しイオン間の引力が強く作用する為,LiCo₃の結晶を生成すると考えられる。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *資源回収 ,  レアメタル ,  硫酸 ,  *金属イオン ,  コバルト化合物 ,  *リチウム化合物 ,  酸化物 ,  希薄溶液 ,  水溶液 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： リチウムコバルト酸化物 ,  *リチウムイオン

分類 (2件)： 廃棄物処理  (WA01085U) ,  資源回収利用  (SC05060V)

物質索引 (1件)： メタノール

タイトルに関連する用語 (3件)： 水溶液 ,  研究 ,  リチウムイオン電池