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J-GLOBAL ID：201402243537471303   整理番号：14A1390829

化学分野における結晶学-化学結晶学の“現在”を切り取る-J-PARCの大強度中性子を用いた結晶化学の新展開

Recent Advance of the Neutron Crystal Chemistry by using High Intensity Neutron Beam at J-PARC

著者 (1件)： 大原高志 (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ)
資料名： 日本結晶学会誌  (Journal of the Crystallographic Society of Japan)
巻： 56  号： 5  ページ： 301-306  発行年： 2014年10月31日 
JST資料番号： G0232A  ISSN： 0369-4585  CODEN： NKEGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大強度陽子加速器複合研究施設(J-PARK)の物質・生命科学実験施設(MLF)に設置され,2012年に稼動開始した単結晶中性子回折計(SENJU)について,その性能を概説した。SENJUは,物性科学および化学の研究用に開発された装置で,TOF法による測定を,37台の256×256mm²のシンチレーションカウンタ(時間分解能1μs)で行う。この装置を,タウリン(試料体積0.1mm³)の結晶構造および分子構造の解析に適用した例を記した。構造解析には,JANA2006プログラムを用いた。研究対象をさらに広げる偏極中性子回折,および極低温磁場中測定に向けた整備,MLFの1MWへの出力増大も進行中であることを記した。

シソーラス用語： *結晶化学 ,  *中性子回折 ,  単結晶 ,  パルス中性子法 ,  TOFスペクトル ,  *結晶構造解析 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  装置 ,  固体シンチレーション検出器 ,  時間分解能 ,  プログラムパッケージ ,  極低温 ,  加速器 ,  脂肪族アミン ,  スルホン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： JANA2006 ,  J-PARK ,  SENJU ,  回折計 ,  偏極中性子回折 ,  陽子加速器

分類 (1件)： 中性子回折法  (BK01060A)

物質索引 (1件)： タウリン

引用文献 (17件)：

• 1) J. Chadwick: Nature 129, 312 (1932).
• 2) H. von Halban and P. Preiswerk: C. R. Acad. Sci. Paris 203, 73 (1936).
• 3) D. P. Mitchell and N. Powers: Phys. Rev. 50, 486 (1936).
• 4) N. Niimura, Y. Karasawa, I. Tanaka, J. Miyahara, K. Takahashi, H. Saito, S. Koizumi and M. Hidaka: Nucl. Instrum. Meth. Phys. Res. A349, 521 (1994).
• 5) C. C. Wilson: Single Crystal Neutron Diffraction From Molecular Materials, World Scientific Publishing Co. Pte. Ltd. (2000).

タイトルに関連する用語 (7件)： 化学分野 ,  結晶学 ,  化学 ,  J-PARC ,  中性子 ,  結晶化学 ,  展開