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J-GLOBAL ID：201402243701103841   整理番号：14A0058283

通信ノードにおけるコンシステント・ハッシュ法を用いた負荷分散とデータ複製方式

著者 (5件)： 入江道生 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  岩佐絵里子 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  金子雅志 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  福元健 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  上田清志 (NTT ネットワークサービスシステム研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J97-B  号： 1  ページ： 31-40  発行年： 2014年01月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大規模分散処理技術をセッション制御サーバ等の通信ノードに適用する場合,システム全体への負荷がクラスタを構成するサーバ間で均等に分散されることが重要な要求条件の一つである。また,耐故障性やスモールスタート性といった観点についても考慮する必要があり,これらの要求条件を満足する負荷分散手法と複製の割り当て手法を組み合わせた方式を明らかにした。本研究ではセッション制御サーバを対象に通信ノードの負荷分散にコンシステント・ハッシュ法を用いた。コンシステント・ハッシュ法における従来のノードID割り当て手法は偏りが大きく,通信ノードの負荷分散に用いるには分散性が不足していた。これに対し,各物理サーバへ複数の仮想的なノードIDを配置し,各仮想ノードIDが区切るデータ空間の各領域サイズを考慮して仮想ノードID割り当てを決定する手法を提案した。またセッションデータの原本と複製が同一物理サーバに配置されてしまうことを回避するため,同一物理サーバに配置される仮想ノードID間の距離をできるだけ長く保つ手法を提案した。シミュレーション及び実験環境における試作評価によりこれらの特性について確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ネットワークアーキテクチャ ,  通信網 ,  *ハッシング ,  *負荷分散 ,  複製 ,  *コンシステンシー【計算機】 ,  システム ,  構造 ,  通信制御 ,  配置
準シソーラス用語： クラスター構造 ,  セッション制御 ,  データ配置 ,  *データ複製 ,  *ノード【通信】 ,  分散処理システム

分類 (2件)： 電話・データ通信・交換一般  (ND11010T) ,  ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

引用文献 (11件)：

• Java Community Process, "SIP Servlet v1.1," JSR 289, Aug. 2008. http://jcp.org/en/jsr/detail?id=289
• D. Karger, E. Lehman, T. Leighton, M. Levine, D. Lewin, and R. Panigrahy, "Consistent hashing and random trees: Distributed caching protocols for relieving hot spots on the world wide web," Proc. ACM STOC' 97, May 1997.
• I. Stoica, R. Morris, D. Karger, M.F. Kaashoek, and H. Balakrishnan, "Chord: A scalable peer-to-peer lookup service for internet applications,". Proc. ACM SIGCOMM 2001, Aug. 2001.
• A. Lakshman and P. Malik, "Cassandra - A decentralized structured storage system," Proc. ACM LADIS 2009, Oct. 2009.
• The Apache Cassandra Project. http://cassandra.apache.org/

タイトルに関連する用語 (3件)： ノード ,  負荷分散 ,  データ複製