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J-GLOBAL ID：201402243820213892   整理番号：14A0448489

針葉樹リグニンベース炭素繊維の機械的特性の改善

Improvement of Mechanical Properties of Softwood Lignin-Based Carbon Fibers

著者 (6件)： LIN Jian (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KODA Keiichi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KUBO Satoshi (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  YAMADA Tatsuhiko (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  ENOKI Makiko (Tokyo Univ. Marine Sci. and Technol., Tokyo, JPN) ,  URAKI Yasumitsu (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Journal of Wood Chemistry and Technology  (Journal of Wood Chemistry and Technology)
巻： 34  号： 2  ページ： 111-121  発行年： 2014年06月 
JST資料番号： E0983A  ISSN： 0277-3813  CODEN： JWCTDJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリエチレングリコール(PEG)400を使ったスギの加溶媒分解パルピングによって得たPEG-リグニン繊維を,化学的硬化とその後酸化熱安定化を行った炭素繊維(CF)の前駆体として欠陥が無くて不可溶性繊維に変換することに成功した。PEGリグニンファイバをヘキサメチレンテトラミン(60g/L)と塩化水素酸(3M)の水性混合液を85°Cで1時間浸漬し,硬化を行い,メチレン基の中のリグニン分子間の橋架けを形成した。これらの硬化繊維は空気環境のもとで2°C/分の加熱率で250°Cまで完全に熱安定化される。最終的に熱安定化された繊維は炭化されてCFとなり,このCFはこれまでのCFより引張り強さが1.5倍大きかった。ヘキサメチレンテトラミン(HMTA)が橋架け剤として有効であることが分かった。

シソーラス用語： ポリエチレンオキシド ,  スギ ,  加溶媒分解 ,  メチレン基 ,  針葉樹材 ,  *リグニン ,  *炭素繊維 ,  機械的性質 ,  パルプ化 ,  架橋【高分子】 ,  塩酸 ,  浸漬 ,  熱安定化 ,  引張強さ ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物
準シソーラス用語： ポリエチレングリコール ,  塩化水素酸 ,  硬化【高分子】

分類 (1件)： 木材化学  (FF05040V)

物質索引 (1件)： ヘキサメチレンテトラミン

タイトルに関連する用語 (4件)： 針葉樹 ,  リグニン ,  炭素繊維 ,  機械的特性