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J-GLOBAL ID：201402244474682216   整理番号：14A0819054

CuB₂O₄の方向二色性に対する強磁場効果

著者 (6件)： 豊田新悟 (東大) ,  NGUYEN Duy Khanh (東大) ,  NGUYEN Duy Khanh (東北大 多元物質科研) ,  阿部伸行 (東大) ,  有馬孝尚 (東大) ,  木村尚次郎 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2013  ページ： 78-80  発行年： 2014年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CuB₂O₄は,反転対称性を持たない正方晶強磁性体で,近赤外領域において大きい方向二色性を示す。その解釈として,Cuイオンの原子内d-d遷移本来の磁気双極子遷移と空間反転対称性の破れとスピン軌道相互作用を通した電気双極子遷移に起因すると考えられている。透過スペクトルの磁場依存性を,ゼロ磁場らせん磁性相となる4.2K,傾角反強磁性相となる15Kおよび常磁性相である25Kにおいて測定した。その結果,CuB₂O₄の磁場下の吸収分光測定は,g値が異方的であることを明らかにした。さらに,方向二色性がらせん磁性相から傾斜反強磁性相に入ると急に増大すること,さらに磁場を強くするとさらに大きくなることを明らかにした。

シソーラス用語： *銅化合物 ,  *ホウ酸塩 ,  *二色性 ,  マグノン ,  磁気電気効果 ,  正方晶系 ,  強磁性体 ,  金属イオン ,  磁気双極子 ,  M1遷移 ,  対称性 ,  E1遷移 ,  相 ,  螺旋磁性 ,  反強磁性 ,  磁場 ,  スピン-軌道相互作用 ,  強磁場 ,  磁場依存性 ,  銅イオン ,  反転対称性
準シソーラス用語： 磁性相 ,  方向二色性

分類 (1件)： 電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L)

タイトルに関連する用語 (2件)： 方向二色性 ,  強磁場