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J-GLOBAL ID：201402244835790108   整理番号：14A1307043

田辺中島高潮観測塔における2013年夏季観測結果

Field Measurements at Tanabe-Nakashima Observation Tower in the Summer of 2013

著者 (9件)： 馬場康之 (京大) ,  水谷英朗 (京大) ,  久保輝広 (京大) ,  内山雄介 (神戸大 大学院工学研究科) ,  森信人 (京大) ,  渡部靖憲 (北大 大学院工学研究院) ,  山田朋人 (北大 大学院工学研究院) ,  猿渡亜由未 (北大 大学院工学研究院) ,  大塚淳一 (土木研 寒地土木研)
資料名： 京都大学防災研究所年報(CD-ROM)  (Abstracts for Annuals. Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University (CD-ROM))
号： 57  ページ： ROMBUNNO.57B,47  発行年： 2014年09月 
JST資料番号： S0431B  ISSN： 0386-412X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論は,2013年夏期に白浜海象観測所・田辺中島高潮観測塔周辺で実施された現地観測結果を報告した。観測は,風条件,波高,潮位,海水温観測に加えて,ADCPによる流速分布,海水温鉛直分布,塩分濃度および溶存酸素レベルの計測からなる。2013年の観測では,台風18号が紀伊半島付近を東進する際のデータを収集することができた。台風が観測サイト周辺を通過した時,鉛直混合が発達し,全観測点における水温はほぼ一様分布を示した。また,台風通過時には,継続した北風によりEkman輸送を通した沿岸湧昇が生じ,低層からの低温・高塩分の水塊の流入が明瞭に捉えられた。台風接近時の水温分布に対するEOF解析を行い,水深の大きな計測点で変動が大きいこと,鉛直方向の水温差の大小の2要因によって台風接近前後の海水温変化が特徴づけられることを示した。

シソーラス用語： *その場観察 ,  *台風 ,  *混合 ,  海水温 ,  和歌山県 ,  海洋観測 ,  高潮 ,  沿岸湧昇 ,  流速分布 ,  塩分 ,  波高 ,  潮位 ,  溶存酸素 ,  ADCP【流速計】 ,  エクマン輸送 ,  気象観測塔 ,  紀伊半島
準シソーラス用語： *鉛直混合

分類 (2件)： 海洋物理学一般  (DC06010K) ,  気象学一般  (DC05010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 田辺 ,  高潮 ,  夏季 ,  観測