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J-GLOBAL ID：201402244848567858   整理番号：14A0770308

嵩高い第四アルキルアンモニウム対イオンは,多様な溶媒中における2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル酸化セルロースのナノ分散性を向上させる

Bulky Quaternary Alkylammonium Counterions Enhance the Nanodispersibility of 2,2,6,6-Tetramethylpiperidine-1-oxyl-Oxidized Cellulose in Diverse Solvents

著者 (3件)： SHIMIZU Michiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAITO Tsuguyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISOGAI Akira (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 15  号： 5  ページ： 1904-1909  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル酸化セルロース(TOC)を用い,そのカルボキシル基の対イオンとして第四アルキルアンモニウム(QA)を効率的に取り込むことにより,繊維性TOCの溶媒中における分散性を検討した。QAとして,テトラメチル-,テトラエチル-,テトラ-n-プロピル-,およびテトラ-n-ブチルアンモニウムを用いた。その結果,TOC-QAは,水中のみならず,メタノールや溶媒交換処理後の他の有機溶媒中においても高いナノ小線維化収率でTOCナノフィブリル(TOCN-QA)に変換されることが示された。また,TOCN-QAは,主に嵩高いカルボキシレート基の解離を介して分散することが,FTIRスペクトルおよび電気伝導度の結果から示唆された。さらに,TOC-QAは,105°Cでオーブン乾燥後においても水中でのナノ分散が可能であることが確認された。

シソーラス用語： *第四アンモニウム ,  嵩高性 ,  *対イオン ,  酸化 ,  *セルロース ,  ナノ構造 ,  繊維 ,  有機溶媒 ,  赤外吸収スペクトル ,  計測 ,  分散【dispersion】 ,  複合材料 ,  脂肪族アミン ,  FTIRスペクトル ,  電気伝導度測定 ,  *TEMPO酸化
準シソーラス用語： *2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル酸化 ,  *ナノフィブリル ,  *ナノ分散

分類 (1件)： 用途開発  (YM01080Z)

物質索引 (2件)： テトラエチルアンモニウム ,  テトラメチルアンモニウム

タイトルに関連する用語 (4件)： 対イオン ,  溶媒 ,  酸化セルロース ,  ナノ分散