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J-GLOBAL ID:201402245102604053   整理番号:14A0715629

オリーブ葉抽出物は,前炎症性サイトカインのメッセンジャーRNA発現を抑制し,ストレプトゾトシンおよび高脂肪食誘導糖尿病ラットにおけるインスリン受容体基質1発現を高める

Olive leaf extract suppresses messenger RNA expression of proinflammatory cytokines and enhances insulin receptor substrate 1 expression in the rats with streptozotocin and high-fat diet-induced diabetes
著者 (4件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 450-457  発行年: 2014年05月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高血糖および高脂血症が特徴である2型糖尿病は,インスリン分泌およびインスリン抵抗性の両方の欠陥に起因する代謝病である。近年,オリーブ葉は,抗炎症剤,抗酸化剤および糖尿病薬として報告されている。本研究は,オリーブ葉抽出物が,高脂肪食およびストレプトゾトシンによって引き起こされた2型糖尿病ラットにおけるインスリン抵抗性および炎症反応を改善できるか否かについて調査することを試みた。8週間(200および400mg/kg体重)オリーブ葉抽出物を投与した後,糖尿病対照ラットと比較して,高用量を与えたラットは,有意に低い血糖,血清総コレステロールおよびトリグリセリドレベルを示した(P<0.05)。経口ブドウ糖負荷試験の結果,インスリン抵抗性のホメオスタシ・モデル評価,および肝臓中の腫瘍壊死因子αおよびインターロイキン(IL)6のメッセンジャーRNA(mRNA)発現は,オリーブ葉抽出物の一方の用量を与えたラットのグルコースレベルを有意に減少させることを示した(P<0.05)。両方のオリーブ葉抽出物処理グループは,インスリン受容体基質1発現を有意に増加させた(P<0.05)。副睾丸脂肪組織中の腫瘍壊死因子α,IL-6およびIL-1βmRNA発現は,高用量のオリーブ葉抽出物を与えたラットにおいて有意に低かった(P<0.05)。リンパ細胞浸潤は,これらのラットでみられなかった。結果は,前炎症性サイトカインのmRNA発現を抑制し,インスリン受容体基質1の発現を高めることによって,オリーブ葉抽出物がインスリン抵抗性を減じ得ることを示唆した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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糖質代謝作用薬の基礎研究  ,  植物の生化学  ,  糖質の代謝と栄養 
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