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J-GLOBAL ID:201402246745387935   整理番号:14A0505147

農研機構が開発した黒大豆品種および国産黒大豆中のフィトケミカルの定量

著者 (1件):
資料名:
巻: 109  号:ページ: 240-249  発行年: 2014年04月15日 
JST資料番号: F0481A  ISSN: 0914-7314  CODEN: NJKYES  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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農研機構・九州沖縄農業研究センターが開発した黒大豆品種と黒大豆に特徴的なファイトケミカルであるアントシアニンとプロアントシアニジンの分析法について,九州沖縄農業研究センターによる最近の成果を紹介するとともに,それら分析法を国産黒大豆に適用することで,ファイトケミカルの変動や相関について実態を明らかにし,百粒重との関係について検討した結果を解説した。まず,黒大豆について概説した後,農研機構が開発した黒大豆品種「クロダマル」,「くろさやか」について,それぞれの開発経緯,品質特徴を紹介した。次に,黒大豆中の総アントシアニン分析法について,pH differential法に基づく分析法を,また,黒大豆中のプロアントシア二ジン分析法について,DMAC(4-ジメチルアミノシンナムアルデヒド)法に基づく黒大豆中の総プロアントシアニジン分析法を,それぞれ抽出操作と定量操作に分け紹介すると同時に,それぞれの化学構造,分析法,分析法の概要,参考文献をまとめた。さらに,国産黒大豆のアントシアニンとプロアントシアニジンの含量について,収集した黒大豆の品種・銘柄,産地および検体数の一覧表と総アントシアニン量,総プロアントシアニジン量を示した。最後に,黒大豆の百粒重と機能性成分量との関係について調べた結果,百粒重によりアントシアニンやプロアントシアニジンの多少は判断できないこと,また,黒大豆の総アントシアニンと総プロアントシアニジンとの関係について調べた結果,両者に強い正の相関が認められた。
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分類 (2件):
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食品の分析  ,  作物の品種 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (11件):
  • 中澤芳則, 高橋将一, 小松邦彦, 松永亮一, 羽鹿牧太, 酒井真次, 異儀田和典, ダイズ新品種 「クロダマル」の育成とその特性, 九州沖縄農業研究センター報告, 48, 11-30 (2007).
  • 沖智之, 九州産黒大豆「クロダマル」の栄養成分と機能性成分, フードジャーナル, 33, 38-41 (2013).
  • 沖智之, 澤井祐典, 古川(佐藤)麻紀, 須田郁夫, 紫黒米・黒大豆中の総アントシアニンのpH differential 法による定量とその試験所間比較による妥当性確認, 分析化学, 60,819-824 (2011).
  • 澤井祐典, 菅原晃美, 沖智之, 西場洋一, 氏原邦博, 須田郁夫, 紫黒米・黒大豆のアントシアニン分析における高速液体クロマトグラフィーとpH differential法の比較, 日本食品科学工学会誌, 59, 104-108(2012).
  • 沖智之, 菅原晃美, 古川(佐藤)麻紀, 須田郁夫, DMAC法による豆類中の総プロアントシアニジンの定量法, 日本食品科学工学会誌, 60, 301-309 (2013).
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