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J-GLOBAL ID：201402246831054930   整理番号：14A0089646

食品系未利用バイオマスの高度利用化の現状と可能性

著者 (2件)： 阪本龍司 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科) ,  尾崎嘉彦 (近畿大 生物理工)
資料名： 化学と生物
巻： 52  号： 1  ページ： 33-39  発行年： 2014年01月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオマス利用による資源循環型社会の構築はバイオサイエンスに与えられた重要な課題である。木質系ハードバイオマスと比べ,ソフトバイオマスである食品加工残渣は結晶性が低く,比較的再利用しやすい利点をもつ。また,植物種により細胞壁多糖成分や二次代謝産物が異なることから,有用物質生産の出発素材として高いポテンシャルがある。一方で,細胞壁構造が多様であるため,各加工残渣の分解条件の最適化は煩雑であり,汎用性の高いプロセス開発が求められている。本稿では加工残渣の利用における現状と可能性を解説するとともに,最近注目を集めているマイクロ波処理による植物組織の分解法についても紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *食品 ,  *バイオマス ,  *循環 ,  ライフサイエンス ,  残留物 ,  食品副産物 ,  廃棄物 ,  細胞壁 ,  処理 ,  結晶度
準シソーラス用語： *廃棄物系バイオマス ,  *資源循環 ,  バイオサイエンス ,  食品残渣 ,  マイクロ波処理 ,  結晶性

分類 (2件)： 食品一般  (FJ01010Y) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (28件)：

• 1) 阪本龍司:応用糖質科学,2, 169 (2012).
• 2) F. M. Gírio, C. Fonseca, F. Carvalheiro, L. C. Duarte, S. Marques & R. Bogel-Łukasik : Bioresour. Technol., 101, 4775 (2010).
• 3) L. R. S. Moreira & E. X. F. Filho : Appl. Microbiol. Biotechnol., 79, 165 (2008).
• 4) W. H. van Zyl, S. H. Rose, K. Trollope & J. F. Görgens : Process Biochem., 45, 1203 (2010).
• 5) M. Hoffman, Z. Jia, M. J. Peña, M. Cash, A. Harper, A. R. Blackburn, II, A. Darvill & W. S. York : Carbohydr. Res., 340, 1826 (2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： 食品 ,  未利用バイオマス ,  現状 ,  可能性