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J-GLOBAL ID：201402247224982361   整理番号：13A1953067

ヤンバルクイナの発見と保全

著者 (1件)： 尾崎清明 (山階鳥類研)
資料名： 日本鳥学会誌  (Japanese Journal of Ornithology)
巻： 61  号： Special Issue  ページ： 96-98  発行年： 2012年06月15日 
JST資料番号： L4092A  ISSN： 0913-400X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヤンバルクイナの発見と保全について概説した。日本の鳥類542種のうち533種は1900年以前に記載されたが,ヤンバルクイナは1981年に沖縄島北部で発見・記載された。この鳥はほぼ無飛力性と考えられ,日本産鳥類のなかで唯一である。クイナ科は17世紀以降の絶滅鳥類で最多であることから,ヤンバルクイナの保護が指摘されてきた。発見後,生息域南限が北上して生息域面積が減少し,その原因はマングース,ノネコの関与が推定された。現在までマングースとノネコの駆除が継続され,また飼育繁殖施設(再導入の可能性を見据え,飼育下での繁殖技術確立と生態的知見の把握,遺伝的多様性の維持のため)が建設された。

シソーラス用語： *ツル類 ,  *生物絶滅 ,  生息分布 ,  繁殖管理 ,  生物多様性 ,  運動能力 ,  天敵 ,  *自然保護
準シソーラス用語： *ヤンバルクイナ ,  飼育下繁殖 ,  遺伝的多様性 ,  飛翔能力 ,  動物保護

分類 (2件)： 個体群生態学  (EE03030S) ,  自然保護  (SB06000L)

タイトルに関連する用語 (3件)： ヤンバルクイナ ,  発見 ,  保全