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J-GLOBAL ID:201402247249806436   整理番号:14A1508542

フランスLa main a la pateの国際的活動-日本の理科教育分野における国際教育協力への示唆-

International Activities of La main a la pate (LAMAP): Implications for Japanese International Cooperation in Science Education
著者 (3件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 323-332  発行年: 2014年11月17日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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フランスで1996年に設立されたLa main a la pate財団(以下,LAMAP)は,探究に基づく理科教育の導入による理科教育の質的向上を目指し,国内のみならず開発途上国を含めた国際的活動を行っている。本稿は,筆者らが参加した第4回国際セミナーでの観察,インタビュー,配付資料,並びにWeb公開資料の分析を通じて,LAMAPの国際的活動の事例を明らかにし,加えて今後の日本の理科教育分野における国際教育協力への示唆を考察した。その結果,LAMAPは国際的活動として,欧州の探究に基づく理科教育プロジェクトの中核を担い,国際的普及のためセミナーを開催し,世界中の国や機関と連携し研修やリソース共有を行っていること,が明らかとなった。2013年の国際セミナーは,欧州以外から49名が参加し6日間の日程で,探究活動を伴う実習,ディスカッションを伴うワークショップ,講義,発表,見学が行われた。探究に基づく理科教育の導入による授業改善が根幹に据えられ,探究活動での言語と記録の重視,他教科と統合した探究活動がテーマとして取り上げられた。また,LAMAPのフランス国内でのプロジェクト実践に基づく内容が扱われていたこと,参加者間の交流が重視されていたことが特徴的であった。他方,国際セミナーでの探究活動において,探究活動を通して習得すべき知識とスキルが不明確である課題が観察され,同様の意見は複数の参加者からも聞かれた。これらの分析を踏まえ,日本が国際教育協力で探究活動の導入による理科教育改善を目指すには,理論的枠組みの構築と実例の提示,探究活動を行うことを可能にしている要因やシステムを明らかにする必要性が示唆される。加えて,世界への発信のために,多言語をサポートとしたWebサイトの開発,既存の東南アジアやアフリカとの国際連携の活用に可能性があることを示した。(著者抄録)
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分類 (2件):
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科学技術教育  ,  科学技術政策・制度・組織 

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