抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Heisenbergの不確定性原理とRobertson不等式の関係について,測定誤差と擾乱の定義から始めて論じた。この誤差・擾乱の定義から2003年に小澤が測定誤差と擾乱に関する関係式(小澤の不等式)を提案したが,両者の関係について説明した。これと弱い測定との関係を論じた。2013年にBranciardが小澤の不等式から,より厳密に普遍的に成立する関係式(Branciard不等式)を導いた。著者らは,円偏光状態にある光子に対して,物理量Aとして縦横方向の偏光と物理量Bとして斜め45°方向の偏光を測定し,Aの測定強度を変化したとき,Aの測定誤差とBが受ける擾乱を測定し,不確定性関係を論じた。