抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ワスレナグモは全国的に大変貴重なクモであり,長崎県における確実な記録は1952年の大村市久原,2006年の諫早市小豆崎町本妙寺,および同高城町城山公園のみである。今回,2013年7月23日に諫早高校において本種(雌成体)を発見したので報告する。諫早高校における本種の生息場所は,コケと芝がほどよい割合で密生している池の南側の縁と,東側の置石脇,池からやや南側に離れた斜面地だった。また,7月31日に巣の近辺で子グモのまどい(集団)を確認した。巣がある付近の草本上を多くの子グモが移動中でありこの後分散していくものと推察された。本生息地は良好な環境が維持される状況にあり,今後も本種は生息し続けることが可能であると推察された。