文献

J-GLOBAL ID：201402248339992065   整理番号：14A1398064

サクロリドA,食用シアノバクテリアAphanothece sacrum由来の新規抗微生物かつ細胞毒性オキシリピンマクロライド

Sacrolide A, a new antimicrobial and cytotoxic oxylipin macrolide from the edible cyanobacterium Aphanothece sacrum

著者 (5件)： OKU Naoya (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  MATSUMOTO Miyako (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  YONEJIMA Kohsuke (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  TANSEI Keijiroh (Suizenjinori-Hompo Tanseidoh, Kumamoto, JPN) ,  IGARASHI Yasuhiro (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN)
資料名： Beilstein Journal of Organic Chemistry (Web)  (Beilstein Journal of Organic Chemistry (Web))
巻： 10  号： Aug  ページ： 1808-1816 (WEB ONLY)  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： U7003A  ISSN： 1860-5397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 淡水シアノバクテリアAphanothece sacrumの巨視的ゼリー状コロニー(和食用高級材料)が,抗微生物成分として新規なオキシリピン由来マクロライド,サクロリドA(1)を含むことを見いだした。1 の中の2つの対掌性中心の立体配置を,異なる開環誘導体の対掌性異方性分析と配座解析の組合せにより決定した。化合物 1 はグラム陽性菌の幾つかの種,イースト酵母Saccharomyces cerevisiaeと真菌Penicillium chrysogenum,の成長を妨げて,また3Y1ネズミ線維芽細胞にも細胞毒性を示した。A.sacrum の偶然の大きい摂取に起因する潜在的食中毒に対する懸念は,商品では 1 が欠如することにより払拭される。生のコロニーで 1 を低下させる手作業も開発され,そして,レストランや,または,個人消費のための便利な現場での解毒を可能にした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *クロオコックス目 ,  藍藻類 ,  *マクロライド系抗生物質 ,  抗微生物作用 ,  細胞毒性 ,  食中毒 ,  Saccharomyces cerevisiae ,  Penicillium chrysogenum ,  線維芽細胞 ,  不飽和脂肪酸 ,  決定 ,  分子構造 ,  成長阻害 ,  *解毒
準シソーラス用語： *Aphanothece sacrum ,  オキシリピン類 ,  シアノバクテリア ,  *解毒作用 ,  立体配置決定

分類 (1件)： 動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R)

物質索引 (2件)： (9R,12R)-9,12,13-トリヒドロキシ-10,15-オクタデカジエン酸メチル ,  サクロリドA

タイトルに関連する用語 (3件)： シアノバクテリア ,  抗微生物 ,  細胞毒性