抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中学校の技術教育で実用的な鍛造と木炭炉に関する新技術を開発した。一般的に,初心者は道具や材料に不慣れなため,鍛造するのは非常に困難かつ危険である。しかし,新方法は大変簡単で廃材を使用するため低コストであり,初心者が道具や材料を簡単に操作できる。さらに,木炭炉は単純で壊れにくい構造であり,技術科教師が耐火煉瓦と土を用いて短時間で製造できる。刃物製造過程は以下の通りである。最初に,軟鋼パイプに硬鋼の平板を挿入し,ハンマーでパイプを叩いた後に木炭炉に入れる。約1000°Cに加熱した材料をハンマーで鍛接し,グラインダー,ヤスリ等を用いて成型する。最後に,完成した刃物に柄を付ける。本製法が優れていることを証明するため,鍛造未経験者の6名の中学2年生に,刃物を製作させた。6名共に15分以内に鍛接することができた。この製造方法と木炭炉が充分実用的であると考える。(著者抄録)